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好感度の高い
サイトとは
好感度の高いサイトとは
「好感度の高いホームページを作ろう」とは言うものの具体的にはどんな特長があるのでしょうか。「清潔感がある人」「爽やかな人」「気配りの出来る人」・・・・どうやら人間もホームページも好かれるタイプには共通項があるようです。
人間は第一印象で相手のイメージを決めてしまうもの
よくテレビや雑誌で「好感が持てるのはどんな人?」といったアンケートをやっていることがあります。結果を見ると大体上位に来ているのは「清潔感がある人」「爽やかな人」「気配りの出来る人」「笑顔の素敵な人」「一生懸命な人」「仕事が出来る人」などが多いようです。
この答えをみると外見に関することが半分近くを占めていることがわかります。人間の相手に対するイメージはまず第一印象、つまり外見がどうかということが大きいのですね。全ての人と深くお付き合い出来るわけではありませんから、当然といえば当然なのですが、人間は外見で「好きか嫌いか」をある程度判断してしまう動物だと言えるでしょう。
これは企業ホームページにも同じことが言えるのはないでしょうか。
好感度の高いホームページとは、何の先入観も持たずにパッと見た時に
「デザインが洗練されていて爽やか。わかりやすくてていねい。それでいて商品やサービスに対する愛着が伝わってくる」と感じるものだと思います。
好感度の高いホームページは具体的にどんな特長があるの
好感度の高いホームページとはどんなものなのでしょうか。もう少し具体的に挙げてみましょう。
- 基調カラーとサブカラーのバランスが良く、業種のTPOとマッチしている
- 探しているページにすぐたどり着けるように導線がしっかり設計されている
- その会社ならでは言葉で書かれたオリジナルのコンテンツがあって価値を感じる
- 仕事に対する一生懸命な考え方がこちらにも伝わってくる、誠実な感じがする
- 会社の雰囲気や社長、スタッフの人となりがわかる
- コンテンツの大見出し、中見出し、小見出しが明確で、わかりやすい、読みやすい
- 文章は多すぎず少なすぎずちょうど良い、写真やイラストとのバランスが良い
- 独善的なセールスコピーではなく、ユーザーの目線で書かれている、不快感を感じない
などでしょうか。
反対に好感度の低いホームページとは
「デザインが古くさくてダサい。わかりにくくてゴチャゴチャしている。商品説明も不足気味、通り一遍で愛情が感じられない」ということになります。
コンテンツ作成にあたっては、自社の特長や商品知識メリットデメリットを「客観的」に判断して載せていくのがいいでしょう。もちろん制作費用を支払うのは会社ですから、社長や上司から決済をもらえるホームページ作成が前提であり理想ですが、そもそもの制作目的は「訪問者を増やす」「お客様を増やす」「売上を伸ばす」ことや「自社のイメージアップ」のはず。そう考えると、社長や上司が好むサイトよりも見ている人(見込み客や既存顧客)から好かれるようなものを作るべきです。
すでに好感度の高いホームページを持っている会社は、きっと周りの人から「御社のホームページは良いですね」と言われているはずです。あなたの会社はいかがですか?
Webサイト好感度ランキング「Webブランド調査」も参考に
一つ参考になる良い事例があります。日経BPコンサルティング社が毎年実施している「Webブランド調査」というものです。
日本の主要500のWebサイトを調査対象として
を評価の対象にして、Webサイトの支持・満足度の指標となる「Webブランド指数」を算出しています。
それによると1位Yahoo!JAPAN、2位楽天、3位Amazon、4位Googleと、日本有数の情報系Webサービスが上位を占めているものの、一般企業サイトとして8位にサントリー、10位にマクドナルド、14位にサッポロビールが入っているのが目を引きます。
サントリーは「回答者の2割近くが3カ月以内にキャンペーンコンテンツを利用した」「キャンペーン施策が製品や企業への関心を高める効果を発揮している」とあり、同社のおこなっている様々な施策がユーザーの大きな支持を得ていることがわかります。ランクインしているホームページを定期的にチェックすることで共通項が見い出せるでしょう。
■サントリー公式ホームページ
http://www.suntory.co.jp/
■日経BPコンサルティング調べ 「Webブランド調査2012-春夏」
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/news/2012/0627wb/
TPOに配慮した好感度の高いサイトを作成
ホームページ制作(Webサイト構築)にはマーケティング感覚が重要になってきます。
マーケットのTPO(Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合))を理解する肌感覚は男性よりも女性の方が優れているような気がいたします。
ホームページはマーケットに対して自社のサービスを投げかけるものです。
制作プロジェクトチームはよりユーザーの立場に近い人が中心となって進めてみてはいかがでしょう。
「こんなホームページなら人に紹介したくなる」
「こんなホームページだったら購入したくなる」
「こんなホームページだったら入社したくなる」
ディスカッションを繰り返すうちに、同業他社にはない画期的なアイデアが出るかもしれませんね。 TPO 【ティーピーオー】Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字をとった略語。本来は、時、場所、場合に即した服装をすべきだというファッション業界の提案として登場したものだが、現在では価値観の多様化などにより、多くの商品分野に採用されている。また、マーケティング諸施策でもTPOは重視される。つまり、多品種少量生産が進む中で、社会状況(時)、地域事情(場所)、ライフスタイルや消費者嗜好(場合)を考慮した商品開発や販売手法が非常に大切である。(出典コトバンク http://kotobank.jp/)