ここ15~20年くらいの間に事業所におけるビジネスツールとそれにかかる経費内訳は一変いたしました。
パソコンやインターネットの普及に伴い、昔は存在しなかったインターネットに接続するためのプロバイダー費用、パソコンの購入費用やリース費用、ホームページ開設のための制作費用やホスティングサービス(レンタルサーバ)費用、ドメイン維持管理費用などが発生し、企業会計の仕訳の仕方も複雑になってきています。
これらの仕訳は企業会計原則に基づいて各企業が一貫的に処理をしていけばいいのですが、特に問題なのが年度の損金として取り扱うか、資産として減価償却するのかという点です。ここではホームページ制作費用の税務処理、特にワードプレスやムーバブルタイプなどのCMS制作費についてご説明いたします。
一般的なホームページ制作費は「広告宣伝費」等でOK
会社概要や商品・サービス情報などを載せた一般的な企業ホームページ、プログラムの入っていない静的htmlで作成されたものについては「広告宣伝費」として、支出時の損金として取り扱って構いません。しかし更新の頻度やプログラムの有無によって処理は異なってくるようです。