スマホからのインターネット利用者が5,000万人を突破!日本の人口の約4割に
調査会社ニールセンが2016年4月8日に発表したリサーチ結果「Digital Trends」によると、スマートフォンからのインターネット利用人口が2015年7~9月の3ヶ月平均で5,000万人を突破したことがわかりました。これは日本の人口(約1億2,000万人)の約4割にものぼる大きな数字です。これらの結果を受けて中小企業ではどのように自社のウェブサイトを活用していけばいいのでしょうか。
日本の人口の約4割がスマホからネットを利用
ニールセンでは自社のスマートフォンならびにパソコンからのインターネット視聴率をもとに、消費者のデバイス利用状況の違いをまとめた「Digital Trends」を定期的に発表しており、それらによると2015年7~9月の3ヶ月平均で前回からの増加率は若干減少しているものの、初めて5,000万人を突破、日本の人口の約4割がスマホからネットを利用していることがわかりました。
また2015年9月のインターネット利用人口を年代別に見ると、18歳から44歳まではパソコンよりスマートフォンからの利用が多く、反対に45歳から64歳まではパソコンからの利用が多いことがわかりました。特に21歳から34歳ではスマホからが約1,800万人、パソコンからが約900万人とダブルスコアになっています。
ニールセン参照URL:
http://www.netratings.co.jp/news_release/2016/04/Newsrelease20160408.html
中小企業の自社ホームページ対策はどのように?
これらの調査結果を受けて、中小企業のホームページ対策はどのように進めていくべきなのでしょうか。
現在のパソコン版公式サイトは、スマートフォンで見ることはできますが、スマホ対応していないサイトはどうしても文字や写真が小さく見づらくなってしまい、二本指でピンチアウト(文字を拡大する動作)する必要があります。よほど興味があって皆さんの企業のことを調べていれば別ですが、通常はサイトを見ているのが段々と面倒になり、場合によっては離脱してしまいます。
スマートフォン対応サイトが重要な点については、こちらのアドバイスページ「スマートフォン対応サイトがとても重要な理由」 にまとめていますので合わせてご覧下さい。
特に18歳から44歳がメイン顧客層の業種は急務
予算があればすべての企業がスマートフォンサイトを作成した方が良いのはもちろんなのですが、特に18歳から44歳がメインの顧客層(一般の購入者や取引先の企業担当者)である小売業や飲食業、理美容などの生活関連サービス、学習塾などの教育関連、不動産賃貸業などは対策が急務だといえます。この年代は自宅や電車の中でも頻繁にスマホを利用しており、何かを購入する時やサービスを受けたい時に、スマホで比較検討していますので、見づらいパソコン版サイトしか無いと検討対象からはずれてしまうことが多くなるからです。
また45歳から64歳までの客層やそれ以上のシニア層や企業間取引の多い会社、スマホだけでは決められないほどの取引金額の大きな業種などについては、上記の年代別グラフを見るとわかりますが、パソコンからの利用者が多いものの、実際にはほとんど拮抗しています。もちろん自社ホームページがスマホ対応していないからといって、すべてが「仕事を失注する」「比較検討の対象からはずれる」わけではありませんし、ホームページ以外の営業活動も重要なのですが、なるべく早く用意した方がいいことには違いないでしょう。
こちらのアドバイスページ「スマートフォン対応サイトがとても重要な理由」もご覧下さい。
ちなみに弊社では、「現在のPC向けサイトはそのままにしてスマホサイトだけを作る方法」「現在のスマホサイトのコードだけを修正してスマホにする方法」「現在のPCサイトを全リニューアルしてレスポンシブデザインに作り直す方法」など、お客さまの現状とご予算に応じて、スマホサイトの作り方を使い分けています。よろしければお気軽にご相談下さい。