「リフォーム会社」のホームページ制作ポイント – 作成にあたって気をつけること

「住宅リフォーム」は競争の激しい分野で、大手建設会社から地場の中小建設会社、大工さんひとりの個人工務店、そしてリフォーム専門の会社まで「建設業」に携わる大半の企業が手掛けています。特に近年は中古住宅を自分の好みにデザインする中古リノベーションが人気で、各社とも「新築」に代わる新たなニーズを取り込もうとしのぎを削っています。

ではお客さん(発注主)に好感を持たれるリフォーム会社ホームページとはどのようなものなのでしょうか。ここでは特に当サイトの顧客層である中小企業や個人事業のリフォーム会社のWEBサイト制作について考えてみたいと思います。

まずは依頼主(建築主)が考えていることを把握する

リフォームは数百万、時には千数百万にもなる高額な商品であり、自分たちが毎日過ごす「家」に関することなので、慎重に検討を重ねる依頼主がほとんどです。それだけに仕事を請ける側のリフォーム会社も「まずはどうすれば比較検討対象の数社の中に残れるか」を徹底的にリサーチして把握すべきでしょう。(このステップを怠ると、最初の土俵に乗ることが難しくなってしまいます)
弊社では一般消費者を対象に「頼みたくなるホームページ、頼みたくないホームページ」について定期的にアンケート調査をおこない、ホームページ制作に生かしているのですが、
その回答結果によると「リフォーム会社」のホームページで知りたい項目として
・これまでの施工実績とその写真
・各作業工程や業務の流れ
・会社の概要や経営方針、社内の雰囲気がわかる写真
・工事料金掲示(またはおおよその価格帯)

などの意見が多数挙げられていました。

これらの項目は、客観的に見れば(仮に自分自身がリフォーム工事を検討していると考えれば)当然知りたいことなのですが、自社のホームページとなるとどうでしょうか。とりあえず制作会社のいうがままに作ってしまった、予算の関係でおざなりのホームページになってしまっている、という方も意外に多いのではないでしょうか。

上記で挙げたことはユーザーが求めている情報の一部です。自社のホームページを少しずつ利用者(将来の依頼主)視点に立ったものにしていくことで、確度の高い問い合わせが増えていくと思います。

【POINT!】 なお全業界を対象にしたホームページ作成のポイントにつきましては、「弊社のホームページ制作の特長」 「ホームページがとても重要な理由」 にまとめてありますので後でご覧下さい。

どのようなコンテンツを具体的に作っていくか

では、どのような点を意識して具体的にコンテンツを作っていけばいいのでしょうか。
自社(リフォーム会社)の思いを熱く伝えることはもちろん重要ですが、販売側の視点でページを作っているとどうしても独りよがりになりがちで、利用者(将来の依頼主)からの視点が抜けがちになりますので、客観的に見てわかりやすいコンテンツにすることが肝要です。ここでは限られたスペースの中ですので、要点をある程度絞って説明していきます。

●各作業工程や業務の流れ

「リフォーム会社」のホームページ制作ポイント - 作成にあたって気をつけること

アンケート回答の中で意外?にも多かったのが「依頼してから工事が終わるまでのスケジュール」でした。
この点は見積りの時点で口頭で説明しようと思っている会社が多いのか、ホームページ上に載せていない会社が多いように思えます。お客さんは「打ち合わせは何回くらい出来るのか、店頭に出向くのか、自宅に来てくれるのか」「お金はいつ頃どれ位払えばいいのか」「引き渡しはどのようにしておこなわれるのか」などを事前に把握しておくことで、「自分の考えと進め方に合ったリフォーム会社を選びたい」のではないでしょうか。

リフォーム会社の側からすると当然と思うようなことでも、お客さんにとってはわからないことも多々あります。特に初めてのリフォームとなればなおさらです。自社ホームページには初回の問い合わせから始まって、打ち合わせ、着手金、工事開始、工事途中、確認、引き渡し、サポートまで含めて、ていねいにわかりやすく記載しましょう。できればイラストや写真を用いたフローチャートなどを使って、時系列で追っていけるようにすると一層親切ですね。

●会社の概要や経営方針、社内の雰囲気がわかる写真

「リフォーム会社」のホームページ制作ポイント - 作成にあたって気をつけること

「どんな会社なのか文章だけではなく写真も載せて欲しい」。これも多かった回答です。新聞やテレビなどで時折、「営業マンが高齢者の自宅を訪問して必要ではない工事を・・」といった事件を聞く度に、「変な人が自宅に来て欲しくないなあ」と思うのは誰しも同じだと思います。女性は特にそうでしょう。

上場している大手企業であれば知名度もブランドもありますが、中小企業が大手に打ち勝ってリフォームの仕事を受注するには、会社のことを深く知ってもらう以外に手はありません。詳細な会社概要や経営方針などはもちろんのこと、地元での信用や自社ならではの技術、これまで手掛けた多数の施工実績、社内の雰囲気などのデータや魅力を載せるべきです。フレンドリー路線でいくか、ビジネス路線でいくかはその会社の方針によって異なりますが、大手には無い地元企業ならではのメリットを打ち出しましょう。

そのほかにも、回答に多かった「これまでの施工実績とその写真」「工事料金掲示(またはおおよその価格帯)」などについても、通り一遍ではない、大手企業とは土俵の異なるページ作りが重要になってきます。ここではページ紙面の都合のありますので、触れることはできませんが、もし興味がおありでしたら、弊社にお気軽にお声がけ下さい。

SEO(検索エンジン上位表示対策)を強く意識しよう

SEO(検索エンジン上位表示対策)を強く意識しよう

SEO(検索エンジン上位表示対策)を強く意識すること。このことは「学習塾のホームページ制作」のページでも説明しました。
リフォーム業界は地元密着型のビジネスです。大手企業の支店網以外の事業者は自分たちの住む地域で「職住」が一体となった生活をしています。時には親の代、祖父の代から続く老舗のリフォーム会社もあるでしょう。地元のお客さんに対してていねいで誠実な仕事を請け負い新たな紹介へと繋げていくこと、地域の経済活動やボランティア活動などを通して知名度を上げていくことが、正攻法であることに間違いはないでしょう。

一方で、それだけでは網羅できない、地方出身で仕事の関係で首都圏に住み始めた30代から40代の比較的若めの層(ニューファミリー層)が増えてきているのも事実です。これらの人たちは普段は都内に働きに行っている上に、幼少時から同じ地域に住んでいないので地元の状況にあまり詳しくありません。その人たちがリフォーム工事を検討する時に真っ先に頼りにするのはインターネット、つまり各リフォーム会社の公式ホームページや大手企業が運営する業界のポータルサイトではないでしょうか。リクルートの「Goodリフォーム」で企業を見つけた人も、最終的に仕事を依頼する前に必ず公式ホームページを見るはずです。

そこでSEO(検索エンジン上位表示対策)がとても重要になってきます。仮に皆さんの会社が小金井市にあった場合、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「小金井 リフォーム会社」と検索した時に、上位表示させることが出来れば、それだけでホームページへの訪問者が増えるのです。自分の会社が1位、2位、3位にいるのと、2ページ目、3ページ目にいるのでは雲泥の差です。

自社サイトへの訪問者が増えるということは
訪問者が増える → 問い合わせが増える → 見積案件が増える → 受注が増える → 売上が増える
という好循環が生まれる事になります。

SEOの考え方については、こちらの「ページ数の多いサイトはSEOに強い」「上位表示の近道はコンテンツの充実と頻繁な更新」にまとめてありますので、あとでぜひご覧下さい。

スマホサイトは作るべきか

いまスマホからホームページを見る人は全体の7割にのぼると言われています。個人顧客を対象とする「B to C」の業種はスマホサイトの作成は優先事項ですが、リフォーム会社の場合はどうでしょう。

リフォームは「B to C」といっても案件単価がかなり高額のため、スマホサイトで受発注が確定する可能性は無いでしょうが、業者の絞り込みや見積依頼といった検討作業はパソコン経由よりスマホ経由の方が多いと思います。理由は、インターネットでリフォーム会社を探す30代~50代前半の層の、特に奥さんはパソコンよりスマートフォンで調べ物をすることが多いからです。

リフォーム会社のスマホサイト作成は最優先事項とまではいきませんが、あればより多くの見込み客を集めることが出来るはずです。予算がある会社はぜひ取り組みましょう。

スマホサイトの作り方にはいくつかの方法がありますのでこちらの「自社サイトをスマホ対応させる場合の手段、制作パターンについて」のページもご覧下さい。またスマホサイトの重要性については、「スマートフォン対応サイトがとても重要な理由」にて説明しています。

掲載するコンテンツを練り上げていきましょう

自社のホームページにはどのようなコンテンツを載せればいいのか?どのようなサイト構成にすればいいのか?をしっかり練り上げていくことが重要です。
また近年フェイスブックやツイッター、ブログの導入方法、Googleなどの検索エンジン対策など、ホームページ制作以外の部分も積極的に取り組んでいく必要があります。

弊社では、各業界ごとに利用者の回答データを分析して、仕事受注や問い合わせが増えるホームページ制作に生かしており、利用者側の視点に立った提案が出来ると思いますので興味のある方はぜひご連絡ください。(電話番号はページ下に載っています)

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